市場城(いちば) | |
別称 : なし | |
分類 : 平山城 | |
築城者: 山口安盛 | |
遺構 : なし | |
交通 : 名鉄本線本笠寺駅徒歩10分 | |
<沿革> 寺部城を築いた山口盛重の兄安盛によって築かれた。その孫の盛隆(盛昌)は、永禄三年 (1560)の桶狭間の戦いに際し、織田方として丹下砦を守っていた。 盛隆は永禄七年(1564)の美濃での堂洞合戦で討ち死にし、市場城は廃城となった。 <手記> 安盛の弟盛重が築いた寺部城と同じ台地の先端に築かれた城です。安盛は大内姓山口氏 の嫡流とされていますが、山口氏の勢力を拡大したのは盛重であり、寺部城の方がやや高い 位置にあるため、どちらが主流だったかはなんともいえない気がします。この安盛・盛重兄弟 の従兄弟教房の子が、今川氏に寝返った鳴海城主山口教継です。 城跡周辺は、寺部城ともども閑静な住宅地となっています。市場公民館の東側で落ち込む 地形になっていて、その先には東海道と天白川が望めます。これらの地形から、城の存在を 推測するのみです。 |
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市場城址周辺現況 |