下山氏館(しもやまし)
 別称  : 下山甲斐守堡
 分類  : 平山城
 築城者: 下山氏
 遺構  : 削平地、土塁か
 交通  : 近鉄大阪線名張駅からバスに乗り、
      「奈垣板屋辻」下車徒歩5分


       <沿革>
           下山氏は甲斐武田氏の庶流で、応仁年間(1467〜69)に下山八郎重定が奈垣村に
          住したのが始まりとされる。その後、下山氏は伊勢国司北畠氏に仕えて勢力を拡大し、
          奈垣地区の東奥や奈垣の北の比奈知に下山甲斐守が城を構えた。当館についての
          詳細は不明である。


       <手記>
           下山氏館は奈垣の谷戸の西側丘陵中腹に比定されています。谷戸の向かいには、
          下山氏の一族とされる吉村氏の城や、『三国地志』の下山氏宅に擬定する説もある
          城屋敷城などがあります。
           『日本城郭大系』には遺構不明、遺跡地図では「周囲に堀跡あり」とあるようですが、
          私が訪れた限りでは比定地に堀跡らしき地形はなく、代わりに土塁状地形をサイドに
          もつ削平地が見受けられました。この土塁の存在から、何らかの館施設が建っていた
          可能性は充分にあると思われますが、断言まではできかねます。

           
 東から下山氏館跡比定地を望む。
比定地に見える削平地。 
 削平地サイドの土塁状地形。


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