松岡古城(まつおかこ)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 松岡氏
 遺構  : 堀跡
 交通  : JR飯田線下市田駅徒歩30分


       <沿革>
           国人松岡氏の初期の居館とみられている。松岡氏は、康平五年(1062)に前九年の役で
          敗死した安倍貞任の次男仙千代が信濃国伊那郡市田郷牛牧村に逃れ着き、松岡平六郎
          貞則と名乗ったことにはじまるとされるが、史料上の裏付けはない。
           市田郷地頭となった松岡氏は、南北朝時代ごろに松岡城を築いて移った。これにより、
          古城の館は廃されたものと思われる。


       <手記>
           樹齢600年の一本杉のある丘一帯が古城と呼ばれ、松岡氏初期の居館跡と推定されて
          います。杉の周りには城址標柱や説明板のほか、永正年間(1504~21)に松源寺を開基
          した松岡貞正の妻の供養塔があります。
           丘の西側にある池は堀跡とされ、その南側にも、堀跡とみられる窪地が残っています。
          窪地から道を挟んだ東側にもかつては堀跡があったようですが、今は宅地として開発され
          ています。
           東側はごく浅い谷戸となっており、ここを中心に開拓するために建てられた、台地の縁の
          館であったものと推察されます。

           
 一本杉および城址標柱。
古城の丘から北東の小谷戸を俯瞰。 
 西側の堀跡の池。
池の南側の堀跡とみられる窪地。 


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