清水城(しみず)
 別称  : 清水氏館
 分類  : 平山城
 築城者: 清水氏か
 遺構  : なし
 交通  : JR飯田線田畑駅徒歩25分


       <沿革>
           『南箕輪の史跡』に、中世ごろから清水某なる地侍が居城を構えていたと考えられる
          とある。清水氏は天文(1532~55)の末ごろには福与城主藤沢頼親に属していて、同
          十四年(1545)に頼親が武田晴信に降伏すると、帰農して南殿に移り住んだとされる。
          これが正しければ、清水城もこのときに廃されたものと推察される。


       <手記>
           現在の泉の森墓地公園付近が清水城比定地とされていますが、確定はみていない
          ようです。大泉川の河岸上にあり、南側を切通しの道路が走っていることから細尾根の
          ようになっていますが、実際にはもう少し幅のある台地の角だったようです。
           墓地の向こうには歩ける程度の下草に覆われた更地があり、その先は民家となって
          います。城館があってもおかしくはない地形ですが、遺構らしきものは見当たりません
          でした。

           
 泉の森墓地公園。
墓地の先の更地。 


BACK