竹松城（たけまつ）
	別称　 ：　宮下の城
	分類　 ：　平山城
	築城者：　竹松外記か
	遺構　 ：　曲輪、堀、土塁
	交通　 ：　伊那市街から車で15分
＜沿革＞ 　　　　　　　　　　　『伊那市史』によれば、中沢二十四地侍の1人・竹松外記が城主とされる。竹松氏の出自や 　　　　　　　　　　動向、築城の経緯などは不明である。 　　　　　　　＜手記＞ 　　　　　　　　　　　諏訪神社のある南北に細長い独立丘が竹松城跡です。境内を主郭とするなら、南北両隣に 　　　　　　　　　　1郭ずつを配し、主郭北曲輪の先にもさらに二重堀切を設けた構造をしています。二重堀切の 　　　　　　　　　　先の丘先端部も、造作は不鮮明ですが曲輪と思われます。 　　　　　　　　　　　とくに主郭北の堀は東麓に歩いて下りられるようになっており、平時には堀底道として一般 　　　　　　　　　　の往来もあったように見えます。主郭南曲輪については、畑地や民家となっているため、踏査 　　　　　　　　　　していません。 　　　　　　　　　　　竹松氏の来歴は不明ですが、城の造作はなかなか立派なものです。南西200mのところに 　　　　　　　　　　ある橋場城跡の橋場氏は竹松氏の家老とされ、それなりの勢力を有していたものと推察され 　　　　　　　　　　ます。
	西から竹松城跡を望む。
北端の二重堀切の1条目。
	同じく2条目。
主郭北曲輪のようす。
	主郭北曲輪の土塁。
主郭北曲輪の主郭側の土塁。
	主郭北側の堀切。
同上。堀底道になっているように見えます。
	主郭の土塁。
主郭のようす。
	主郭南側の堀切。
同上。

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