狭間城(はざま)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 徳永修理亮か
 遺構  : なし
 交通  : JR予讃線伊予西条駅下車すぐ


       <沿革>
           徳永修理亮の居城と伝わる。『澄水記』によれば、徳永氏は高峠城主石川氏
          配下の六人群衆の一人とされるが、詳細は不明である。


       <手記>
           伊予西条駅付近が狭間城跡とされ、南口駐車場の一角に標柱が建つものの、
          遺構はありません。当時の加茂川は八堂山麓から北へ流れ、周辺は枝分かれ
          した河口部の川筋が乱流していたと見られており、狭間城という城名もそうした
          地形に由来するものでしょう。
           旧国鉄総裁・十河信二が西条高校出身ということもあり、駅周辺は「鉄道歴史
          パーク in SAIJO」として整備されています。城址標柱の脇には四国鉄道文化館
          が建つほか、ミニSLの線路やフリーゲージトレイン試験車両が置かれており、
          これらを眺めるだけでも、来た甲斐はあったように思います。

 狭間城跡標柱。
標柱前のミニSLの線路。 
 フリーゲージトレイン試験車両。
跨線橋から標柱周辺を俯瞰。 


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