蟹清水砦(かにしみず) | |
別称 : 小牧御殿 | |
分類 : 平城 | |
築城者: 徳川家康 | |
遺構 : なし | |
交通 : 名鉄小牧線小牧駅または 小牧口駅徒歩15分 |
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<沿革> 永禄六年(1563)に織田信長が小牧山城を築いた際、奉行を務めた丹羽長秀の屋敷 が置かれたと伝わる。 天正十二年(1584)の小牧・長久手の戦いにおいて、小牧山城を接収した徳川家康が 屋敷跡を取り立て、陣城に改修した。蟹清水砦で攻防戦があったかは定かでなく、同年 十一月に講和が成立すると、廃されたものとみられる。 寛永二年(1625)、尾張藩主徳川義直が鷹狩で小牧原を訪れた際、父家康ゆかりの 小牧山城を望む庄屋・江崎善左衛門の屋敷の景色を気に入り、砦跡付近に小牧御殿を 造営した。普段は江崎家が管理し、天明二年(1782)には敷地の一部に小牧代官所が 設けられたとされる。 <手記> 上に示した地点に、砦跡の石碑と説明板が設置されています。西下に小川の流れる 台地の縁にあり、西側に対してはいくらか要害性がありますが、小牧・長久手の戦いで 対峙した秀吉方とは逆を向いているため、あくまで将兵が駐屯する陣城としての役割で あったものと推測されます。 道路を挟んだ北側には小社があり、その脇の草叢に小牧御殿の石碑も埋もれている ようです。神社の基壇は土塁状になっていますが、遺構かどうかは分かりません。 |
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石碑と説明板。 | |
石碑。 | |
石碑の背後。 台地の縁にあることが分かります。 |
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道を挟んだ北側の小社。 右手の草叢に小牧御殿の石碑があります。 |