加納矢崎城(かのうやざき)
 別称  : 加納城
 分類  : 山城
 築城者: 清水氏
 遺構  : 不詳
 交通  : 伊豆急行伊豆急下田駅からバスに乗り、
      「加納」下車徒歩5分


       <沿革>
           後北条氏重臣清水氏の居城とされる。清水氏の出自は詳らかでないが、北条早雲の
          ころに、すでに清水太郎左衛門尉が加納を本貫としていたとされる。
           太郎左衛門尉の孫の康英は、天正十八年(1590)の小田原の役に際して下田城
          籠城して豊臣軍を迎え撃った。寡兵をもって50日余にわたり抵抗を続けたものの、衆寡
          敵せず開城・降伏を余儀なくされた。加納矢崎城で戦闘があったか否かは定かでない。
          戦後、康英は隠棲し、翌十九年(1591)に没した。したがって、下田開城後に、そのまま
          廃城となったものと推測される。


       <手記>
           今では下賀茂温泉として知られる、青野川と二条川の合流点に臨む峰上の城です。
          ネット情報によると、城山は山麓にお住まいの個人の所有で、その方の私邸敷地を通ら
          ないと行けないそうです。家人にお会いできれば友思ったのですが、その機会はなく、
          今回は見上げるだけとなりました。

           
 東から加納矢崎城跡を望む。
南麓から見上げる。 


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