三木陣屋(みき)
 別称  : なし
 分類  : 陣屋
 築城者: 黒田直邦
 遺構  : なし
 交通  : 神戸電鉄粟生線三木上の丸駅徒歩5分


       <沿革>
           『日本城郭大系』には奥州棚倉藩松平家の陣屋とあり、享保十三年(1728)に棚倉藩へ転封と
          なった越智松平武元を指すとみられる。ただし、宝永四年(1707)に下館藩主黒田直邦が5千石
          を加増された際に建造されたのがはじまりとされる。
           その後もさまざまな譜代大名が飛び地支配の代官所として使用し、延享三年(1746)に武元が
          館林藩主となって以降は、同藩の所属となったとされるが、詳細は不明である。


       <手記>
           三木城跡の麓、三木市中央公民館付近が陣屋跡とされ、駐車場の入り口脇にある掲示板の
          木枠に「徳川幕府の陣屋跡」とあるのが、現地での唯一のよすがです。この掲示板には三木市
          観光協会と書かれているのですが、とても観光用とは思えず、どう考えても住民向けのタウン
          情報用にしか見えません。
           この陣屋跡の表示を見ても、99.9%以上の人は何のことやら気にも留めないでしょう笑


「徳川幕府の陣屋跡」とある掲示板。


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