永井監物陣屋(ながいけんもつ)
 別称  : 代官屋敷
 分類  : 平城
 築城者: 永井監物白元
 遺構  : なし
 交通  : 戸塚駅または藤沢駅よりバス、
       「影取」下車徒歩10分


       <沿革>
           徳川家康家臣永井監物白元の陣屋跡とされる。白元は三河松平氏家臣長田重元の
          子で、兄に古河藩主となった永井直勝がいる。家康の関東入国後の慶長元年(1596)
          に東俣野に330石を与えられ、その後3530石まで加増された。
           白元の家系は旗本として幕末まで続いたが、東俣野の陣屋がいつまで存続したかは
          定かでない。


       <手記>
           永井白元の陣屋跡とされるのは、境川左岸の微高地が、その支脈に挟まれた先端
          にあたる場所です。取り立てて要害の地とはいえず、あくまでも領主の代官所の域を
          出るものではなかったでしょう。
           周辺は宅地や畑、道路などになっていて、遺構はおろかよすがすら感じることは困難
          です。

           
 陣屋跡伝承地現況。
陣屋跡の東脇を流れる沢。 


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