中山砦(なかやま) | |
別称 : なし | |
分類 : 山城 | |
築城者: 徳川家康 | |
遺構 : なし | |
交通 : JR飯田線鳥居駅徒歩25分 | |
<沿革> 元亀四年(1572)、西上作戦の途上で武田信玄が病に倒れたことにより武田軍が撤退 すると、徳川家康は長篠城の奪還に乗り出した。中山砦はその際に付城として築かれた。 天正三年(1575)に武田勝頼が大軍を興して長篠城を囲むと、中山砦は鳶ヶ巣山砦の 4つの支砦(武田五砦)のひとつとして取り立てられた。長篠の戦いで酒井忠次ら別動隊 が鳶ヶ巣山砦を急襲すると、五砦はすべて落とされ、中山砦の守将であった五味高重、 名和宗安(無理之助)、飯尾助友らは討ち死にした。 付城であるため、そのまま放置され、再利用されることはなかったと思われる。 <手記> 中山砦跡には新東名高速道路が貫通していて、遺構は消滅してしまっているようです。 豊川右岸の高速高架下に中山砦入口の標識があり、橋詰から本線南脇を心臓破りの 長い長〜い階段を登ると、史跡公園にたどり着きます。後で調べたところでは、鳶ヶ巣山 砦跡側から車でダイレクトに来ることができるそうす^^; 砦跡には石碑と、櫓風の展望台が設置されています。高速越しなので、長篠城方面の 景色は絶景とは言い難いのですが、それでも今なお当時と同じく本丸の中までしっかり 俯瞰することができます。 |
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中山砦跡の史跡公園。 | |
砦跡碑。 | |
展望台から長篠城本丸を望む。 | |
史跡公園へと登る心臓破りの階段。 |