根来陣屋(ねごろ) | |
別称 : なし | |
分類 : 陣屋 | |
築城者: 根来氏 | |
遺構 : なし | |
交通 : 近江鉄道武佐駅駅徒歩50分 | |
<沿革> 旗本根来家の在地代官所跡である。現地の説明板にしたがえば、根来氏は和泉国熊取谷の出で、 初代盛重は元根来寺の僧であった。秀吉と根来衆との戦いの後、家康に仕え戦功をあげた。 根来家は、幕府成立後3450石の大身旗本に出世した。元禄十一年(1698)に、領地替えで近江に 所領を得たことから、老蘇(おいそ)に陣屋を構えた。老蘇は中山道の立場で、江戸時代の絵図には 根来陣屋が描かれているという。 <手記> 中山道沿いの老蘇地区から、「陣屋小路」と呼ばれる路地を少し入ったところに、陣屋跡の石碑と 案内板が設置されています。遺構は何もありませんが、隣にある奥石(おいそ)神社や地区の雰囲 気には、街道立場の雰囲気がよく残されています。 また、老蘇地区のすぐ北側には六角佐々木氏の大牙城観音寺城がそびえています。近江のこの あたりは、伊達氏や最上氏の所領なんかも隣り合わせていて面白いです。 |
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陣屋跡の石碑と案内板。 |