日戸氏館(にっとし)
 別称  : 日戸館
 分類  : 平城
 築城者: 日戸氏
 遺構  : なし
 交通  : JR飯田線田畑駅徒歩7分


       <沿革>
           福与城主藤沢氏に仕えた日戸氏の居館とされる。日戸氏の出自や入植時期などに
          ついては明らかでない。天文十四年(1545)ないし十八年(1549)に藤沢頼親が武田
          晴信(信玄)に攻め降された際に、日戸氏は帰農したとされる。


       <手記>
           田畑にあったとされる日戸氏館ですが、今なおその所在地は不明です。『南箕輪の
          史跡』によると、半沢の分流が国道を横切るあたりの南側一帯とあり、上に図示した
          付近かと思われますが、それとて証拠があるわけではありません。
           推定地も含め、周辺はごく普通の宅地や耕作地となっていて、日戸姓のお宅なども
          なく、まったく不明と言わざるを得ません。ちなみに、生活道路脇の水路となっている
          件の分流では、民家の方が野菜かなにかを洗っておられ、今も暮らしに溶け込んで
          いるようです。
           

道路沿いの水流の左手が日戸氏館跡推定地とされています。


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