則定小畑城(のりさだおばた) | |
別称 : 小畑城 | |
分類 : 山城 | |
築城者: 鈴木氏か | |
遺構 : 曲輪、土塁、堀 | |
交通 : 名鉄豊田市駅からバスに乗り、 「則定本郷」下車徒歩10分 |
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<沿革> いわゆる則定三城のひとつで、則定鈴木氏が築いたものとみられる。ただし、築城時期 など来歴については定かでない。 <手記> 則定小畑城は、巴川と支流の則定川の合流点に臨む丘の上に築かれています。県道 343号沿いに則定川にかかる小橋があり、駐車スペースもあります。橋を渡ると、尾根先 から登る道があり、そこからしばらく尾根道を遡ると城跡に行き着きます。 城はほぼ単郭方形で、背後には堀切と櫓台状土塁がありますが、尾根先方面には堀 はなく、緩やかな切岸となっています。周囲には船渡や渡合といった地名があり、巴川の 渡河点を監視する役割であったことは容易に推察できるでしょう。築かれたのが尾根先 ではないのは、おそらく城の南側にも渡河点があったためと思われます。また、尾根筋 には1か所だけ喰い違い虎口様の地形があり、則定へ渡る者のチェックポイントであった 可能性も考えられます。 則定三城のうち、則定椎城はもちろん則定城と比べても、則定小畑城は規模の小さな 城です。城というよりは施設に近かったのではないかと推測されます。他方で、城の概要 はほぼ完全に残っており、間伐もされていて見学しやすく、残存状況はとても良好な城跡 といえるでしょう。 |
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則定川に架かる橋。 | |
巴川と則定川の合流点。 | |
城跡の標識。 | |
土塁。 | |
城内のようす。 | |
櫓台状の土塁。 | |
櫓台状土塁の上。 | |
後背の堀切。 | |
同上。 | |
反対側の、尾根先方面のようす。 こちらには堀は設けられていません。 |
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尾根筋の虎口状地形。 |