小角城(おがく)
 別称  : 小岳城、小角館、小岳館、窪上城
 分類  : 平山城
 築城者: 古内近江守長時
 遺構  : 土塁、空堀跡
 交通  : 市営地下鉄泉中央駅よりバス
       「窪」バス停下車徒歩3分


       <沿革>
           国分胤実の子古内近江守長時の居城とされる。胤実は戦国時代初期の人物とされる。
          ただし、その実在については疑問視する声もある。
           長時の子孫として、16世紀後半には古内鉄右衛門が小角城主であったという。鉄右衛門
          以後の小角城ならびに小角城主古内氏については、詳細は不明である。

       <手記>
           小角城は、七北田川と西田中川の合流点に突き出た河岸の先端にあり、対岸の福沢城
          と対をなしていたと考えられます。
           最近修築されたとみられる飯石明神社とその説明板に触れられているほかは、現地に
          城跡を示すものはありません。
           遺構としては、城の西側の土塁がかなり長く残っています。また、城の付け根にある工場
          北側には、堀跡を思しき低地の田があります。工場の敷地内にはかつて土塁が残っていた
          ということですが、残念ながら工場建設に伴い崩されてしまったそうです。


           
 小角城址に鉄右衛門以前から鎮座する飯石明神社。
小角城西側の土塁。 
 堀跡と思しき低地の田。
 右手の工場の敷地内にかつて土塁が残っていたそうです。


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