大谷代官屋敷(おおやだいかん)
 別称  : 大谷陣屋
 分類  : 代官屋敷
 築城者: 大野家
 遺構  : なし
 交通  : 天竜浜名湖鉄道都筑駅徒歩20分


       <沿革>
           五近藤家の1つ・大谷近藤家3千石の実地支配を任された大野家の屋敷とされる。大野氏
          の出自については定かでないが、『三ケ日町史』によれば寛永六年(1629)に大野喜兵衛
          頼忠を給人として大谷村に配したのがはじまりとされる。近藤氏の陣屋自体は天保十三年
          (1842)に内野村へ移転したが、代官屋敷の扱いについては不明である。


       <手記>
           屋敷跡には、今も大野家のご子孫が居住されています。都筑大谷川に面していますが、
          代官屋敷なので要害性は見られません。眼前を走る県道は、江戸時代の東海道脇往還で
          ある姫街道で、往時はかなり人通りがあったのでしょう。
           居宅の門前に説明板が建てられていますが、夏場とて蔓草に覆われてほとんど読み取れ
          ませんでした。このほか、県道沿いには姫街道の案内図もあります。

           
 大屋代官屋敷跡現況。
都筑大谷川沿いの橋から望む。 
 説明板。
県道沿いの姫街道案内図。 
この前に駐車できます。 


BACK