押切城(おしきり)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 大屋佐渡守
 遺構  : なし
 交通  : 市営地下鉄浅間町駅徒歩10分


       <沿革>
           鎌倉時代に大屋佐渡守が築いた。佐渡守は、鎌倉初期の尾張守護大屋安資の一族と
          考えられている。
           戦国期に入って、今川氏が尾張に侵攻すると、押切城主大屋秋重は今川氏に属した。
          天文元年(1532)に織田信秀が今川氏豊から那古野城を奪った際(天文八年説もあり)、
          押切城も攻略され廃城となった。


       <手記>
           押切城は鎌倉時代に遡る、名古屋で最も古い城の1つとされています。城跡は現在、
          白山神社の境内となっています。押切は江戸時代美濃路の立場として栄え、また白山
          神社は桶狭間の戦いに際して清洲城を発った信長が戦勝祈願をしたところといわれて
          います。
           遺構は残っていませんが、街道に面した館城であったのだろうと推測されます。


           


押切城址周辺(白山神社)。


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