六本松台場(ろっぽんまつ)
 別称  : オランダ台場
 分類  : 台場
 築城者: 蜂須賀家
 遺構  : 土塁
 交通  : 成ヶ島渡船成ヶ島桟橋から徒歩5分


       <沿革>
           安政元年(1856)、幕府は紀淡海峡防衛のための台場建設を徳島藩に命じた。これを受け、
          文政元年(1861)にフランス式砲台の高崎台場が建造された。六本松台場もこれに前後して
          築かれたが、こちらは通称をオランダ台場という。


       <手記>
           由良成山城跡の麓から5分ほど歩いたところに、上の図のような形で土塁が残っています。
          現在の遊歩道は土塁を切り崩して貫通しているものとみられ、当時は外洋に向かってコの字
          型に土塁で囲い、その内側に大砲を配していたと考えられます。
           高崎台場は成ヶ島の砂嘴の南端に位置していますが、国立公園の環境保全のため、途中
          からは立ち入りを遠慮くださいとなっていました。ただ、他の城跡サイトさまには歩いて行って
          いる人もいるようなのですが、以前は見学可能だったのでしょうか?

 由良成山城跡展望台からの眺望。
 画面中央右手付近が六本松台場跡。
台場跡の土塁。 
 同上。


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