国分城(こくぶ)
 別称  : 国分寺城
 分類  : 平山城
 築城者: 本間氏
 遺構  : 堀、土塁、曲輪
 交通  : 両津・佐和田・真野市街よりバスに乗り、
      「国分寺」下車徒歩3分


       <沿革>
           『日本城郭大系』によれば、雑太本間氏配下鶴間氏の城とある。雑太城とともに
          築かれ、ともに廃されたものと推測される。


       <手記>
           雑太城と谷を挟んだ反対側の舌状の峰に築かれた城です。国分寺付近に駐車
          して集落内を進むと、人家を抜けた先に根元を断つ堀が現れます。城に最も近い
          お宅には「鶴間」の表札が掲げられていて、おそらく城主家の末裔なのでしょう。
           城内は耕地だったようですが、放棄されて久しいらしく、雑草パラダイスとなって
          いました。道はそこで折れて谷底へと向かい、妙宣寺に続くとの標識が出ていた
          ので、冬〜春なら雑太城跡から歩いてショートカットできるものと思われます。すぐ
          向かいにはもう1つの支城の大川城があるそうですが、こちらも夏場の訪城はちと
          難しそうです。ただ、谷を下りる道の脇には先の空堀の北端が続いていて、見逃せ
          ないポイントとなっています。

           
 堀と土塁跡。
北の谷へ下りる道脇の堀跡。 
 城内のようす。
おまけ:国分寺。 
妙宣寺に劣らずなかなか立派なお寺です。 


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