シェーンベルク城
(
Burgstelle Schönbergs )
 別称  : オプフーゼン城
 分類  : 山城(Höhenburg)
 築城者: 不明
 交通  : ザンクト・ゲオルゲン駅徒歩40分
 地図  :(Google マップ

       <沿革>
           1344年の文書に「Burg ze obhusen(オプフーゼンの城)」という記述があり、東麓のアーウとの
          関連が指摘されている。アーウ城には在地領主としてアーウ家があったとされ、また14世紀には
          シュネブリン・フォン・ベルンラップ家がシェーンベルクを含む広大な領土を所有していたが、彼ら
          との関係についても定かでない。


       <手記>
           フライブルク市街の南西にゆったりとした双子の山があり、その最高所がシェーンベルクです。
          麓からの比高は400m近くありますが、周囲から登山道が付いており、中腹では牛が放牧されて
          いるなど、のどかなハイキングが楽しめます。シェーンベルク(直訳すれば美山)の名の通り眺め
          もよく、山頂では私のほかに登山者と自転車の人がいました。
           城跡であるという確たる証拠はないようですが、鉄の鏃や槍の穂先、北西のシュネーブルク城
          と同時代の生活遺物、そして石造の建物がこれまで検出されているそうです。とくに建物は斜面
          に接して立地しており、通常の家屋などとしては不自然なことから、城館があった傍証の一つに
          挙げられています。とはいえ、あくまで城館の存在が指摘できる可能性地にとどまっており、地表
          には城跡に結び付くようなものは何もありません。
           都市部でもない限り、石造の城が完全に消滅することはほとんどないように思われるヨーロッパ
          で、日本のように存在した可能性が示唆されるだけの城跡があるというのは、なんとも興味深く
          感じます。

  
 フライブルクのシュロスベルクから
 シェーンベルク(左手)を望む。
シュネーブルク城跡からシェーンベルクを望む。 
 登山途中に放牧されている牛たち。
山頂のようす。 
 山頂に建つ電波塔。
城跡の存在が指摘されているあたりのようす。 
 シェーンベルクからフライブルクを望む。


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