下栢間陣屋(しもかやま)
 別称  : 内藤氏陣屋、栢間陣屋
 分類  : 陣屋
 築城者: 内藤正成
 遺構  : 門
 交通  : JR高崎線桶川駅または宇都宮線蓮田駅
      からバスに乗り、「栢間小学校」下車徒歩5分


       <沿革>
           徳川十六神将の1人内藤正成は、天正十八年(1590)に徳川家康が関東へ移封と
          なると、埼玉郡に5千石を与えられた。正成は栢間村におよそ1万坪の広大な陣屋を
          建設した。
           正成の孫の忠俊は、不祥事を起こして寛永八年(1631)に改易となったが、祖父の
          功が認められ、忠俊の従兄(正成の長男の子)正重が新封という形で所領を継いだ。
          以後、内藤家は大身旗本として明治維新まで続いた。


       <手記>
           内藤家の陣屋跡の敷地は、ほぼそのまま栢間小学校になっているそうです。旗本
          の陣屋としてはかなりの規模を有してことがうかがえます。
           現地に遺構はありませんが、小学校の南門脇に説明板が立っています。ただし、
          下栢間交差点からそこまでの道はとても狭いので、大きめの車の場合は東の県道
          77号から入った方が良いでしょう。また、県道12号を北上した「菖蒲城址あやめ園」
          には、陣屋の門が移築されています。

           
 栢間小学校と説明板。
菖蒲城址の移築陣屋門。  


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