上田城(うえだ)
 別称  : 小野城
 分類  : 山城
 築城者: 小野氏か
 遺構  : 堀跡か
 交通  : JR中央本線小野駅徒歩20分


       <沿革>
           小笠原家臣・小野氏の持ち城とみられている。『旧大祝家文書』によれば、南西麓の
          城案寺は小野因幡守光輝が文明年間(1469~86)に建立し、弥陀を安置したとある。
          寺名から鑑みて、このときには既に城砦が設けられていたと推測されるが、小野氏の
          出自は動静については明らかでない。


       <手記>
           西に信濃国二ノ宮の小野神社を見下ろす小峰上の城です。車は西麓の公民館脇に
          駐車場があり、城山の中腹には秋葉神社が鎮座しています。神社境内のほか全体的
          に墓地などとして開発されており、平場が数多く見られどこまでが城の遺構か判断が
          やや困難です。
           私の見たところ、山頂の主郭を中心に南側の2段ほどの帯曲輪、北西の2段ほどの
          腰曲輪、そして北東の2条堀切(ないし1条の堀切と帯曲輪)までが城域と思われます。
          主郭には低い土塁も巡っており、小城ではありますが、コンパクトにまとまった造りと
          いえるでしょう。また南西麓には、平時の居館とみられる畑中館があります。
           それにしても、前述の通り小野神社は信濃国二ノ宮で、小野は三州街道の要衝に
          あたります。そんな由緒ある地名を冠しながら、小野氏の出自や動静が不明であると
          いうのは、個人的に少々不思議にも感じます。

           
 畠中館跡から上田城跡を望む。
南麓からの秋葉神社参道。 
 参道中腹の平場。
 遺構かは怪しい感じです。
秋葉神社脇から頂部を見上げる。 
 主郭の土塁と虎口。
主郭南側の帯曲輪。 
 主郭のようす。
主郭の説明板と標柱。 
 主郭背後の堀切。
主郭背後の二重堀切ないし、堀切と帯曲輪。 
 主郭北西の腰曲輪。
同上。 
 山麓からの眺望。
城安寺(城案寺)跡。 


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