方八丁館(ほうはっちょう) | |
別称 : なし | |
分類 : 平山城 | |
築城者: 不明 | |
遺構 : 土塁、削平地 | |
交通 : JR東北本線須賀川駅または鏡石駅から バスに乗り、「一里坦東」下車徒歩5分 |
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<沿革> 築城の経緯や城主などは不明である。天正十七年(1589)六月の須賀川城攻防戦 に際し、籠城側の二階堂氏の援軍として派遣された佐竹軍が、陣所として利用したと される。 <手記> JR東北本線と国道118号線が交わるところで、南側の丘の裾を上がる生活道路が あります。現地の住民の方がいらしたので許可をいただいてその道を進み、途中で 右手の林に入ると、線路に沿うように横一文字の切岸状の土塁が現れます。その下 は削平地になっていて、林の入り口も枡形虎口のように直角に折れています。 とはいえ、これらだけでは城館の態をなしておらず、同行した城仲間たちと疑問に 思っていました。直感的に感じたのは、丘の中央を東北本線が貫通していて、館跡を 分断してしまっているのではないかということです。線路をまたいで方形の館があった とするなら、現存する遺構の状態にも納得がいきます。 丘の上の方形館は、二階堂氏関連の城館にしばしばみられる形態です。方八丁館 も、もともとは二階堂氏家臣の居館だったとするのが、妥当なところと思われます。 |
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方八町館跡遠望。 | |
切岸状の土塁と削平地。 | |
枡形虎口状の土塁。 | |
東北本線の線路。 館跡を分断・破壊しているものか。 |
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館跡北麓の虎口状地形。 旧道跡か。 |