住吉陣屋(すみよし)
 別称  : 増山河内守陣屋
 分類  : 陣屋
 築城者: 増山正寧
 遺構  : なし
 交通  : JR東海道本線藤枝駅からバスに乗り、
      「吉田町役場」下車徒歩1分


       <沿革>
           伊勢長島藩2万石の譜代大名増山家の6代藩主増山正寧は、遠江国内の飛び地領6500石
          を支配するため、天保十二年(1841)に住吉陣屋を建造した。増山河内守陣屋ともt呼ばれる
          が、河内守を称したのは正寧ではなくその父の正賢である。陣屋は1500坪の敷地を有したと
          される。


       <手記>
           吉田町中央公民館の敷地一帯が陣屋跡とされ、南側の町役場との間に標柱が建てられて
          います。古い航空写真を見ると、たしかに公民館から町役場にかけて縦にやや長方形の区画
          が見受けられます。
           現在では遺構はありません。標柱はなぜか文字のある面の前に植栽があり、見つけづらい
          のが難点です。あとは、ずいぶん立派な町役場を見上げるくらいでしょう。

           
 陣屋跡現況。
飯室乃神社。 


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