高山陣屋(たかやま)
 別称  : なし
 分類  : 陣屋
 築城者: 江戸幕府
 遺構  : 役所建物、土蔵
 交通  : JR高山本線高山駅徒歩15分


       <沿革>
           元禄五年(1692)、飛騨高山藩主金森家は出羽国上山藩へ転封となり、飛騨国は
          天領とされた。当初は関東郡代伊奈忠篤が高山城に入り、飛騨代官を兼任したが、
          城は同八年(1695)に破却され、代官所としてかつての下屋敷を取り立てた。これが
          高山陣屋である。
           飛騨代官は安永六年(1777)に飛騨郡代となり、明治維新まで代官・郡代合わせ
          て25代を数えた。


       <手記>
           高山陣屋は、全国で唯一現存する天領の代官所として、飛騨高山の観光スポット
          の1つとなっています。中学生のときに家族旅行で一度来ているのですが、デジカメ
          もない時代で、残念ながら記憶にもあまり残っていません。ですがそれでも、玄関の
          立派な千鳥破風は覚えています。
           江戸時代も中期に差しかかったころの陣屋なので、城砦のような防備はほとんど
          見られません。表門前も、堀ではなく水路が流れるのみです。米蔵として使用された
          土蔵は、高山城三之丸から移築したものとされ、ある意味貴重な城館遺構といえる
          でしょう。
           ところで、飛騨高山はとっても楽しい街で、飛騨牛にさえ手を出さなければ、かなり
          リーズナブルに飲み歩けます。毎晩3軒ははしごする毎日で、この日はやや二日酔い
          で陣屋を訪れたためか、後で写真をほとんど撮っていないことに気付きました。土蔵
          の写真すらないのは痛恨ですが、かといってまた入場料を払ってまで行くかというと、
          なんとも微妙なところであります^^;

           
 高山陣屋表門。
門前の堀ならぬ水路。 
 玄関のようす。
代官所の用場の1つ。 
 蔵番長屋越しに高山城跡を望む。
おまけ:お白洲の拷問グッズ。 


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