大城(おお)
 別称  : 大城山城、王城
 分類  : 山城
 築城者: 不明
 遺構  : 曲輪、堀
 交通  : JR中央本線・飯田線辰野駅徒歩60分


       <沿革>
           標高1027mの大城山山頂に明確な城郭遺構が認められるが、詳細は不明である。


       <手記>
           大城山は辰野市街を見下ろす比高約300mの山塊です。歩いて登るとなると至極大変ですが、
          ありがたいことにすぐ裏手下まできれいな林道が通っていて駐車スペースもあります。
           山頂の主郭跡は見晴らしのよい展望台として整備され、裏手には横堀も残っています。南東の
          尾根筋1段下には腰曲輪があり、その先は自然地形で山道が続いていました。また、西尾根の
          先にはアンテナ施設があり、その途中には堀切も1条認められます。
           かなりの高所にあるうえ、規模も大きいとはいえず、そこまで実戦を意識しているようには思え
          ません。辰野は東に向かって有賀峠を越えれば諏訪に至り、北へ向かえば善知鳥峠を越えて
          松本平に入ります。その分岐点と伊那谷を見渡す山上に、どの勢力かは分かりませんが、物見
          を置いたとしても不思議ではないでしょう。

           
 南麓から大城山を見上げる。
東麓の小城跡から大城山を見上げる。 
 主郭背後の横堀跡。
主郭跡のようす。 
 山頂からの眺望。
主郭南東1段下の腰曲輪跡。 
 南東尾根の切岸状地形。
南東尾根の登山道。 
 西尾根の堀切跡。


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