寺ノ内館(てらのうち) | |
別称 : なし | |
分類 : 平城 | |
築城者: 長野氏か | |
遺構 : 堀跡(発掘により検出) | |
交通 : JR上越線高崎駅よりバス 「浜川体育館」バス停下車徒歩5分 |
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<沿革> 周辺に散在する長野氏関連の城館と思われるが、詳細は不明。 昭和五十二年(1977)に、圃場整備計画に伴う発掘調査が実施された。その結果、寺ノ内館は、天仁 年間(1108〜09)に築かれたことが明らかになった。北西1kmほどのところにある矢島館よりも、少し ばかり古い築城であると推定されている。 寺ノ内の地名は、北新波砦の南東にある満勝寺が以前この地にあったためと伝承されてきたが、発掘 の結果、館内部に寺院の形跡は検出されなかった。 <手記> 寺ノ内館の発掘は、圃場整備に先立つものであったため、現在は畑地や宅地となっています。当然遺構 なども見受けられません。 館の南を、旧東山道が横切っていたと推定されています。館自体の縄張りの単純さもあり、寺ノ内館は、 街道沿いの何らかの役務を持った施設だったとも考えられます。また、長野氏の他の砦、たとえば同じ単郭 方形の北新波砦と比べても、余りに構造が単純であるため、長野氏が台頭した戦国中期には既に使用され ていなかった可能性も考えられるのではないでしょうか。 |
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寺ノ内館周辺現況。 |