埋橋の城(うずはし)
 別称  : 埋橋下の城
 分類  : 平城
 築城者: 埋橋氏か
 遺構  : 土塁
 交通  : 中央自動車道小黒川スマートICより車で20分


       <沿革>
           貝沼一帯に密集する城館群「貝沼七城」の1つとされる。永禄五年(1562)に高遠城主
          なった武田勝頼が、同年九月二十三日付で代官埋橋弥次郎に保科源六郎知行分伊那郡
          埋橋の年貢を納めるよう指示した文書が残されている。埋橋の城はこの埋橋氏の居城と
          も考えられているが、確証はない。


       <手記>
           富県ふるさと館(富県支所)の背後にある民家が埋橋の城跡です。もちろん内部は見学
          できませんが、ふるさと館の敷地との境に西辺の土塁が残っています。
           『日本城郭大系』によればこちらは下の城で、もう1つ上の城もあるそうですが、どこなの
          かは分かりませんでした。貝沼七城は「埋橋の城」で1カウントのようなので、かなり近接
          したところにあったものと推測されます。

           
 埋橋の城跡を望む。
富県ふるさと館背後の土塁。 


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