浅海氏館(あさうみし)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 浅海氏
 遺構  : 堀、土塁
 交通  : 東武線坂戸駅からバスに乗り、
      「島田本村」下車徒歩1分


       <沿革>
          『中世城館調査報告書集成』等に記載があるが、詳細は不明である。


       <手記>
          『集成』に示されている比定地には2、3の旧家があり、その北辺には水路が流れています。
         道路の交差点角にある一番東側の民家の西辺には、おそらく土塁と堀の痕跡ではないかと
         思われる地形が見られます。もしそうだとすれば、おそらくここが館の西端ということになるで
         しょう。居宅の敷地内なので、写真は遠慮しました。
          浅海氏について詳細は分かりません。読みが「あさうみ」で合っているのかも未確認です。
         関係があるかは不明ですが、伊予国風早郡浅海原に、河野水軍ないし村上水軍に属して
         いたとみられる浅海氏があったとされています。
          地図を見ると分かるとおり、このあたりでは越辺川沿いの沖積地の上に人家が立ち並び、
         東に行くと、弾正陣屋林氏屋敷があったとされています。林氏が移り住んだのが戦国時代
         前期とされることから、弾正陣屋の城主や浅海氏も、それほど時を隔たらないころに、越辺川
         沿いに入植したのではないかと推測されます。
          余談ですが、島田本村バス停前の公園の砂場には、ショベルカーを模した遊具があります。
         両手で操って砂を掬えるのはもちろんのこと、本物同様にくるっと回って別の場所に砂を積む
         こともできます。子供のころに近所の公園にこれがあったら、自分ならドハマりしていただろう
         な〜っと思いながら、大人ながらにしばらく遊んでいました笑。

           
 北東から館跡比定地を望む。
北辺を流れる水路。 
 おまけ:島田本村バス停前の公園にある
 ショベルカー風の遊具。


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