泊崎台場(とまりさき)
 別称  : 泊の台場
 分類  : 砲台
 築城者: 五島藩
 遺構  : 不詳
 交通  : 奈留港フェリーターミナル目の前


       <沿革>
           五島藩によって整備され、石火矢二挺を備えていたとされる。設置年など詳細は
          不明である。

          
       <手記>
           五島列島で最大の福江島から2つ隣にある奈留港の、フェリーターミナルを出て、
          すぐ目の前にある林が泊崎台場の跡です。奈留島の平地の大部分は埋め立てで
          造成したもので、当時の台場は入り江に突き出た小さな岬だったと思われます。
           とくに説明や案内はなく、北半分はがっつり削られて建物が立っています。腰巻
          石垣が巡っていますが、台場の遺構には見えません。ひとつ北の権現山にも台場
          があったとされ、奈留港防衛は五島藩にとってなかなか重要であったものと拝察
          されます。

           
 フェリーの甲板から。
 ターミナルのすぐ向こうの林が泊崎台場跡。
泊崎台場跡をフェリーターミナル前から。 
 同じく先端側。
 北半分が削られています。
奈留港のようす。 


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