炬口台場(たけのくち)
 別称  : なし
 分類  : 台場
 築城者: 稲田植誠
 遺構  : 石垣、土塁
 交通  : 神戸淡路鳴門自動車道洲本ICまたは
      淡路島中央SICより車で10分


       <沿革>
           文久三年(1863)、徳島藩筆頭家老で洲本城代の稲田植誠によって築かれた。海防ではなく、
          城下町を防衛するためであったとされる。主家に反し、稲田家は熱心な尊王攘夷派であったが、
          炬口台場は実戦を経験することなく明治維新を迎えた。なお、淡路島が徳島県ではなく兵庫県に
          属しているのは、この稲田家と徳島藩主蜂須賀家の反目が遠因となっている。


       <手記>
           市営炬口駐車場の西側のブロック内に、上に図示したような台場の石垣と土塁が良好に残って
          います。しかしながら、周囲を民家や建物にがっちり囲まれていて、肉薄することはできません。
          建物の隙間から、なんとかズームで撮影した写真が以下のものとなります。
           ちなみに、市営炬口駐車場は1時間まで無料で、その後も1時間ごとに100円なので、炬口城
          訪れる際にも便利です。

 炬口台場の石垣と土塁。
同上。 


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