田之浦台場(たのうら)
 別称  : 田之浦砲台
 分類  : 台場
 築城者: 岡山藩
 遺構  : なし
 交通  : JR本四備讃線児島駅からバスに乗り、
      「田土浦公園前」下車


       <沿革>
           文久三年(1863)に岡山藩が下津井港周辺に築いた砲台群の一つである。御貝太鼓奉行
          牧野権六郎が普請に当たり、『児島郡誌』によれば六月一八日に着工して十月下旬に完成
          した。廃藩置県にいたるまで、使用されることはなかったとみられる。


       <手記>
           田之浦台場跡は下津井港の東端に位置しています。ちょうど瀬戸大橋の袂にあたり、その
          ためもあってか完全に消滅しているようです。東側には瀬戸大橋展望所駐車場があるので、
          訪問は容易です。かなり頻繁に列車が橋を通るのが意外でしたが、遮音壁に挟まれている
          ため絶好の撮影スポットというわけにはいきませんでした。

           
 田之浦台場跡現況。
台場跡の真上を通る瀬戸大橋。 
 瀬戸大橋越しに下津井港を俯瞰。
 中央の丘が古下津井城跡
 その左側麓が祇園下台場跡


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