内館(うち)
 別称  : 南宮内館、南宮中館
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : なし
 交通  : JR東北本線陸前山王駅徒歩15分


       <沿革>
           多賀城市の埋蔵文化財一覧には「内館」、『日本城郭大系』には「南宮内館」とある。
          とくに『大系』では、内館を留守顕宗の隠居城「南宮中館」であると推測している。永禄
          十年(1567)、顕宗は伊達晴宗の三男で婿養子の政景に家督を譲り、居城の岩切城
          を出たとされる。
          

       <手記>
           多賀城市の埋蔵文化財マップには、上の地図に示した地点が内館跡とされています。
          また、比定地の北西すぐのところに南宮神社があり、こちらも内館と何らかの関連があり
          そうではあります。ただ、いずれにしろ周辺は見渡す限りの水田地帯になっているので、
          遺構は全く認められません。

           
 内館跡とされる地点。背後の丘陵は多賀城址
南宮神社。左後方の山は岩切城址。 


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