上山氏館(うえやまし)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 上山氏
 遺構  : なし
 交通  : 伊賀鉄道新居駅徒歩2分


       <沿革>
           上山氏は天正九年(1581)の第二次天正伊賀の乱に際し、比自山城に立て籠もった
          伊賀衆の1人として名前がみられる。館のある東高倉地区では応永〜天正銘の土符が
          多く出土しており、なかでも館南西の堀跡から集中的に見つかっている。
           百地砦の近くにも上山氏城があるが、両上山氏に関連があるかは定かでない。


       <手記>
           館跡には今も上山氏の居宅があります。その敷地内には「上山之堡址」の石碑と小社
          が建てられていますが、母屋の裏手にあるので遠目に参拝させていただきました。
           比定地をJRの線路が東西に貫通しており、早い段階で遺構は失われていたようです。

           
 上山氏館跡周辺現況。
城址碑と小社。 
 館跡付近を走る伊賀鉄道。


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